少女マンガ界を牽引する数々のヒット作を
世に送り出した種村さん。
現在もキャラクターデザインなど、
活躍の場を拡げ続ける種村さんだからこその言葉が
クリーエーションにおけるプロの視点が
詰まっていました。


「若さは何よりの財産。
みずみずしい感性を大切に」
時間を有効に、少しでも多く描いて
何かを生み出して欲しい。
「ライバルは同期じゃない。敵に見据
えた人によって、自分の器が決まる」
という言葉には、
10代でデビューを果たした
人気漫画家ならではの説得力がありました。
「なんでもいいから仕事ください!」と、
自ら編集部に名乗り出たというデビュー前の
エピソードを交えながら、
情熱を伝え続ける意義を語ってくれました。
やる気はアピールしてなんぼの世界、
情熱は伝え続けることが大事!
「何があってもこれを描くんだ!」
という物語にこそ人は心動かされる。
そのためにはまず、
自分の好きなもの・ときめくものを
追求することが先決。
漫画賞の審査を務めることもあるという
種村先生だからこその助言でした。
種村先生が繰り返し伝えられたのは、
とにかく「描き続ける」ということ。
描き続けた人だけが、プロになっている、
プロを続けているのだと。
『10年後のあなたへ』というテーマは、
『10年《描き続けた》あなたへ』
という、
来る未来で活躍する1期生たちへの
10年分のエールでした。